【意外と簡単】確定申告書の開示請求をしてみた

確定申告 ライフスタイル

過去に提出した確定申告書の控えが必要になるケースというのは、意外と多いものです。そのため、紛失してしまったり、そもそも控えをとり忘れていた、なんてときは焦ってしまいますよね。

でも、諦める必要はありません。税務署で確定申告書の「開示請求」をすれば、写しを交付してもらうことができます。
今回は私の経験をふまえ、確定申告書の開示請求の流れをまとめてみました。

スポンサーリンク

収受印の押された確定申告書が必要…いざ開示請求!

私の場合、配偶者の会社に提出するために“収受印の押された”確定申告書が必要だったのですが、悲しいことに控えをとっていませんでした。

収受印付きの控えは、確定申告書を提出するタイミングでしかもらうことができません。そのため一時は途方にくれましたが、確定申告書は「閲覧請求」および「開示請求」ができることを後に知りました。

はじめは、その場で閲覧でき、さらに写真撮影もできる(2019年9月にスマホ等で撮影できるよう改正されたそうです)閲覧請求でよいのでは?と思ったのですが、税務署の職員に聞いたところ、閲覧請求で実際に見ることができるのは金額部分のみだそうです。

氏名や住所などは隠された状態で渡されるとのことで、それでは私の場合は意味がなかったため断念。ということで、選択肢は開示請求のみとなりました。

確定申告書の開示請求の流れ

実際に私が、確定申告書の開示請求をしたときの流れについてご紹介します。

まずは税務署の「総務課」へ

確定申告書の開示請求は、税務署で行います。市役所や区役所ではありませんので注意しましょう。

私が税務署に行ったのはちょうど確定申告シーズンだったため、入ってすぐに確定申告専用のコーナーがつくられていましたが、開示請求ができるのはそこではなく「総務課」。受付番号をとり、呼ばれたら確定申告書の開示請求をしたい旨を伝えます。

開示請求に必要な項目を記入&諸々の説明を受ける

開示請求するために必要となる用紙を渡されるので、諸々の項目を記入します。

まずは開示請求したい書類について。確定申告書の場合は、収支内訳書等の要・不要も選択できるようでした。私は所得金額さえ分かればOKだったので、確定申告書Bの第一・第二表のみ。

あとは名前や住所、連絡先などを記入し、本人確認のための身分証明書として運転免許証を提示しました。

ここまで終えたら、あとは開示までの流れの説明を受けます。開示請求はまず審査のようなものを経て、問題なければ写しがもらえるとのこと。大抵は大丈夫だとは思いますが、通らない場合もあるとか。

写しが手元に渡るまでは、普段であれば2、3週間だけれど、確定申告シーズンのため1ヶ月ほどかかるかもしれないと言われました。

写しの受け取りについては、基本は税務署に直接出向いて受け取る形のようですが、希望であれば郵送での送付も受け付けているとのことだったので郵送を希望。

ただし郵送してもらう場合は後日、切手を貼った返信用封筒を税務署に送る必要があります。私はサイズをけちって長4封筒を長4封筒に入れて送りました。

税務署での手続きは、すいていたこともあり30分程度で終了。

後日、写し&開示決定の通知書が届く

てっきり、開示OKの連絡が書面で先にくるものかと思っていたのですが、後日普通郵便で写しと一緒に郵送されてきました。税務署の封筒に開示決定の通知書、自分が送った返信用封筒に確定申告書の写し、という形です。

ちなみに自分で送った返信用封筒が小さめだったため、写しはかなり折りたたまれていました。なるべく折り目の少ないきれいな状態の写しがほしいという人は、大きめサイズの返信用封筒を送りましょう。

確定申告書の写しが手元に届くまでは、3週間くらいでした。確定申告期間中ということもあり1ヶ月以上を覚悟していましたが、予想より早かったです。

まとめ

今回初めて税務署に足を運んだこともあり少し緊張しましたが、手続き自体は意外と簡単であっさり終わった印象です。開示には審査が必要なこともあり、写しが手元に届くまでにある程度時間がかかってしまうのはやはり仕方がありません。

とはいえ、いざというときに私のように焦ってしまわないためにも、控えはしっかりととっておくことを強くおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました