家を建てるなら絶対に取り入れたいと思っていたウォークインクローゼット。そしてその希望は無事叶えられたのですが、とてつもなく後悔していることがあります。今思えばかなり初歩的なミスでした。
ウォークインクローゼットの導入を考えている人は、我が家の失敗談をぜひ参考にしてください。
ウォークインクローゼットの「位置」に大後悔
正直今すぐにでもリフォームしたいくらい後悔しているのが、ウォークインクローゼット(以下WIC)の位置です。
我が家では、2階寝室から行けるような形でWICを取り入れました。実家でも、前に住んでいたアパートでも寝室内に収納があったからです。
でも以前と違うのは、今の家には階段があること。玄関やリビングからWICに行くまでの距離が、圧倒的に違います。
平家やアパートならたとえば、外に出てみて「寒いからやっぱり上着を着よう!」と思ったらすぐに戻ってササッと上着を着れるでしょう。これが2階建てとなると、階段の上り下りをしなければならないというだけでもかなり面倒なのです。
そもそも我が家の生活スタイルとして、朝着替えるのは出かける直前、夜着替えるのは帰ってきてすぐ。わざわざ2階に上らなければいけないのが、時間的にも体力的にもムダすぎるように思います。こんな当たり前のことに気づけなかった過去の自分…。
住んでみてわかった、ウォークインクローゼットの理想の位置
我が家の場合は土地の広さや形の問題もあり、実際には難しかったかもしれませんが、できることなら間取りを変えたいです。もう一度作り直すとしたら…と妄想してみました。
玄関と脱衣所の間
これが一番の理想です。家を出る直前・帰宅した直後に、上着や帽子などの脱ぎ着をしたりするには完璧な導線。
リビングと脱衣所の間
玄関から直結ではなくても、せめてリビングからすぐ行ける距離にWICがあると便利です。
どちらにせよ共通して言えるのは、脱衣所との隣接は必須ということです。「洗濯をする⇒干す⇒収納する」の流れをなるべく部屋移動することなく行えるのは、絶対に日々のストレス削減につながります。
寝室横のウォークインクローゼットが向いているのはこんな人
反対に、寝室横にWICを配置した間取りはどんな人に向いているのかというと…
- ・朝起きたら一番に着替えをしたい
- ・階段の上り下りが全く苦じゃない
- ・玄関に外着を置けるスペースがある
パッと思いつくのはこの3つです。これらに当てはまる場合は、寝室横WICでもそこまで不便には感じないのかなと思います。
大後悔したウォークインクローゼットの現在と工夫点
WIC自体は正直、全く活躍していません。オフシーズンの衣類やサイズアウトした子供の服などもすべてまとめて収納していることもあり、物置のようになっています。生活スタイルを変えるつもりも今のところないので、しばらくは衣類の物置として活用する予定です。
我が家の場合、脱衣所とは別に洗濯物を干すスペースを作っていたため、そこになんとか1軍(よく着る服)を収納できているのが不幸中の幸いといったところでしょうか。
【教訓】1日の動きを想像して間取りを決めるべき
これから家づくりをする方でなおかつWICの導入を考えている方は、先入観で位置決めをするのではなく、まず1日の動きを想像してみてください。朝起きてまず何をするのか、着替えをするのはどのタイミングかを詳細にイメージすることで、自分の生活スタイルに合った間取りに近づけやすくなります。
我が家のように後悔することのないよう、じっくり考えてみてくださいね。