日常生活のなかでもかなり使用頻度の高いタオル、雑に扱っていませんか?
「なんだか寿命が短い気がする…」そう感じているあなたは、実はタオルの扱い方を間違えているのかもしれません。
どんなタオルにも寿命があり、洗濯や乾燥の仕方を間違えると寿命を縮めてしまうことがあります。お気に入りのタオルを少しでも長く使い続けるために、タオルの正しいお手入れ方法を知っておきましょう。
今回は洗濯時と乾燥時にわけてご紹介していきます。
洗濯時のタオルのお手入れ方法
まずは洗濯時に注意すべきポイントからです。タオルを長持ちさせるためには、ポイポイと洗濯機に放り込んでいつもと同じように洗濯するのはNG。
多少手間はかかりますが、以下のポイントを守ることで多少タオルの寿命を延ばすことができます。
柔軟剤を使わない
意外かもしれませんが、タオルを洗う際に柔軟剤を使用するのはあまりおすすめできません。柔軟剤はタオルの繊維をコーティングするため、吸水力が落ちてしまいます。
本来タオルにはない成分が付着し続けることで、生地が傷む原因にも。
また、「柔軟」剤とはいうものの繊維自体をやわらかくするわけではなく、タオルをふわふわにする効果はそれほど期待できません。
大量の衣類と一緒に洗わない
洗濯槽がパンパンになるくらいの量を一度に洗濯すると、衣類同士の摩擦により生地が傷んでしまいます。もちろんタオルも例外ではありません。
また、一度に大量に洗濯をしようとすると洗濯物同士の間に隙間が生じにくくなることから、洗剤残りも起こりやすくなります。
これはタオルの生地が傷む原因にもなりますので、洗濯機で洗濯をする場合は多くても洗濯槽の8割程度の量に抑えておくことをおすすめします。
洗濯ネットを使う
前項と少し重複する内容とはなりますが、洗濯時のタオルの天敵は摩擦です。この摩擦を少しでも減らすためには、洗濯ネットの使用が効果的といえるでしょう。
面倒でもひと手間加えることで、数ヶ月後のタオルの状態は大きく変わるはずです。
乾燥時のタオルのお手入れ方法
次は乾燥時に注意すべきポイントについてご紹介します。
干し方に少し気をつければ、乾いたときにある程度のふわふわ感も実感できるはずですよ。
振ってから干す
タオルの表面はループ状の糸が織り込まれたパイル地になっていて、これによりふわふわ感が作り出されています。
洗濯で水を含むと当然、パイルが寝ている状態になりますが、バサッバサッと強めに振ってあげるとパイルが立ち、乾いたときにふわふわになりやすいです。
もしふわふわ感があまりないという場合は振りが弱いためにパイルが立っていない可能性もありますので、気持ち強めに振ってみてください。
日陰干しする
太陽の光を浴びながら洗濯物を干すのはとても気持ちがいいですよね。でも実は、タオルにとって直射日光はあまりよくありません。
タオルは、日光にあたると紫外線の影響で繊維がダメージを受けてしまいます。また、衣服と同様に色あせの原因にもなります。
そのため日の光が直接当たらない、日陰に干すのがおすすめです。
なるべく短時間で乾かす
タオルの寿命を延ばすには、水を吸った状態をなるべく短くすることが重要になります。風通しのいい場所に干したり、サーキュレーターを使用したりするなどして短時間で一気に乾かしましょう。
ちなみに乾燥機による乾燥は、ふわふわの肌触りにはなるものの縮んだり生地が傷んだりすることもあるため、長持ちさせたいタオルは一枚一枚手作業で干してあげるのが賢明です。
まとめ
タオルのふわふわ感は、洗濯時・乾燥時にひと手間かけることで持続させやすくなります。はじめは面倒かと思いますが、習慣化してしまえばそれほど苦にも感じないはずです。
少しの手間だけで、ふわふわ感を長く味わえるだけでなく、頻繁にタオルを買い換える必要がなくなるので経済的でもありますよ。