注文住宅を建てる際の一番の醍醐味といっても過言ではないのが、間取りを決めることですよね。
ああでもないこうでもない…と悩みながら理想の間取りに近づけていく楽しみ。そしてその間取り図作成の手助けをしてくれるのが、間取り図作成ソフトです。
我が家でも間取りを考える中で間取り図作成ソフトを使用したのですが、はじめて使用した「マイホームクラウド(β版)」が大当たりでした。
今回は、そんなマイホームクラウド(β版)のメリットや詳しい使い方についてご紹介します。
間取り図を自分で描いてみたくありませんか?
注文住宅の場合、ハウスメーカーの営業や設計士に希望を伝えて間取りを考えてもらうというのが一般的だと思います。ただ、せっかくなら自分の理想の間取りを自分で作ってみてはいかがでしょうか?
私がおすすめするのは、フリーソフトの「マイホームクラウド(β版)」です。平面図だけでなく、作成した間取りの家の中に実際に入っているかのような3Dパース表示もできますよ。
マイホームクラウド(β版)のおすすめポイント5つ
私がマイホームクラウド(β版)を使ってみて「すごい!」と感じた5つのポイントをご紹介します。
①無料で図面がつくれる
なんといっても、完全無料で使えるというところです。間取り図作成ソフトは決して日常的に使うものではないので、わざわざ有料のものを購入するのは正直躊躇してしまいますよね。
その点マイホームクラウド(β版)は無料で使用でき、それでいて間取りを検討するためにちょっと図面をつくってみたいという人にとっては十分すぎる機能が揃っています。
操作が簡単なので、専門的なソフトは使いこなす自信がないという人でも大丈夫。実際、私も住宅の図面なんて初めて作成しましたが、簡単にできたしパズルみたいで楽しかったです。
②OS関係なくブラウザで動いてくれる
マイホームクラウド(β版)はブラウザ上で動作するアプリなので、インターネットに繋がってさえいればWindowsでもMacでも利用できます。
パソコンはもちろん、タブレットなどでも操作できるのは嬉しいポイント。理想の間取りができたら、ハウスメーカーの営業に「こんな感じで!」と提案することもできますね。
③建具や家具などのアイテムが充実している
LDKやキッチン、浴室といった部屋だけでなく、家具や建具などのアイテムも充実しています。選択して設置するだけという直感的操作が可能なので、住宅についての知識がない初心者にもうってつけです。
家具や建具が変わるだけでも家の中のイメージはがらっと変わるので、いろいろなパターンをすぐに試せるのはメリットといえるでしょう。
④3D表示できるので内観がイメージしやすい
マイホームクラウド(β版)の一番の売りともいえるのが、3Dパース表示です。作成した図面からワンクリックで3Dモデリングができます。
実際に家の中を歩いているかのように間取りを確認できるので、動線や廊下の幅などがイメージしやすいですよ。
また、ハウスメーカーとのやりとりを経て一通り決まった間取りをそのまま図面に入力すれば、完成予想図を3Dパースで確認することも可能です。「思っていたのと違った」といった事態も防げそうですね。
それと私は使ったことがありませんが、VRにも対応しているようです。
⑤他の人がつくった図面を参考にできる
初めて図面をつくる場合、勝手がわからず外周に合わせた間取りができなかったり、いい案が浮かばなかったりすることも珍しくはありません。そんなときは、他の人がつくった図面を参考にしてみるのがおすすめ。
トップページからたくさんの「おすすめマイホーム」を見ることができるので、じゃんじゃんアイデアを盗んでみてください。
マイホームクラウド(β版)の使い方
マイホームクラウド(β版)はブラウザで動作するアプリなので、面倒なインストール作業などは一切不要です。詳しい使い方をご紹介します。
①「簡単マイホーム作り」もしくは「新規図面作成」をクリック
トップページから、画面上部にある「簡単マイホーム作り」、もしくは下に少しスクロールすると「新規図面作成」というボタンがあるので、どちらかをクリック。
するとすぐに図面描画画面にとぶので、そのまま作成を開始できます。
つくった図面を保存したいなら新規登録必須
新規登録してアカウントをつくれば、作成した図面を保存することができます。間取り図作成はおそらく1日で完結するものではないと思いますので、じっくりと検討するためにも新規登録しておくことをおすすめします。
②グリッドが表示された画面で好きに図面を描く
画面にグリッドが表示されていれば、あとは好きに図面を描くだけ。
部屋や建具、家具など必要と思われるボタンはほとんどあり、操作も直感的なので、比較的誰でも簡単に使えるはずです。
なお入力には「囲み入力」と「頂点入力」がありますが、検討している部屋の形がすべて四角形であれば、囲み入力が便利でカンタンですよ。ドラッグすると自動的に寸法が出て、離すと帖数も表示されます。
変形の部屋や家をつくりたい場合は、必要に応じて頂点入力をするとよいでしょう。
③右上の「3D」ボタンをクリックすると3D表示に
間取り図面をあらかた描き終えたら、画面右上にある「3D」ボタンをクリックすると3Dパース表示になります。8つのスタイルのなかから好みの外観を選ぶと、自動的にモデリングされるというすばらしい機能です。
また、画面上中央から少し左側にある「外観⇆内観」で視点を切り替えられ、内観を選ぶと自動的に玄関から家の中にIN。スクロールで前後に移動し、ドラッグで視点変更できます。
3D表示にするための注意点
かなり手探り状態で図面を作成した結果、3D表示にしようとしたらエラーがでました(笑)
エラー表示が出たのは、図面上に建物が複数あるような状態になっていたことが原因だったようです。(試しに囲み入力でつくった部屋がポツポツと置いてあった)
これ以外にも、
- 玄関がない
- 廊下がない
- 建具がない
- 1階と2階が繋がっていない
上記のような状態だと3Dパース表示にはならないようです。
「玄関開けたらすぐ壁」状態に苦戦
図面上ではきれいに動線がとれていても、実は見えない壁があったりする場合があります。とくに囲み入力だと壁が二重になってしまいやすいので注意。
3D表示にした場合に、あるはずのないところに壁があったりするのはこれが原因です。壁を削除するには、描画画面下のツールの中にある「壁削除」を活用しましょう。
私は玄関からリビングまでの動線をしっかり確保できるまでに2Dと3Dを5往復くらいしました…。
まとめ
図面作成の知識がない!
無料で図面をつくりたい!
3Dパース図を見たい!
こんな人にはマイホームクラウド(β版)がおすすめです。個人的には、無料で3Dパース図までつくれてしまうのはかなりすごいんじゃないかと思います。
当然ながら有料版にはかなわないでしょうが、私にとっては十分すぎるほどの機能でした。間取り図作成のフリーソフトを探している人は、ぜひマイホームクラウド(β版)を一度使ってみてはいかがでしょうか。